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3.11から六年

六年目

   福島に終点あらず寒ざらし      福島県伊達市・佐藤 茂

   原発の見ゆる浜辺の寒さかな        川崎市・池田 功

   イシガレイやっと解禁六年目のいわきの海に春の匂いす      福島市・美原凍子

   六年目原乳出荷許されし牛飼いの目の奥にある奥         福島市・美原凍子

   天気予報の後に線量測定値流れています六年目の今も       福島市・美原凍子

俳句・短歌は、朝日俳壇・歌壇(20日づけ)より
俳句(2作)は、金子選者の選である。
短歌(3作)は、上から馬場選者・佐佐木選者・高野選者の選である。また「原乳出荷」は永田選者との共選作となってる。

短歌の作者である美原さんは、北海道夕張におられる頃からのフアンで、年間賞を受賞している実力者である。
今回も、「イシガレイ」が首席、「原乳出荷」と「線量測定値」が次席になっており、思わず拍手をした。

福島第一原発では、廃炉にむけて取組んでいるのだけれど、作業は遅々として進捗せず、原子炉内部をロボットカメラで撮影する試みすら立往生の状態である。

以下は、19日にアップした作品だが、ここでもう一度みてみる。

   三十万年フクシマを見よ冬銀河      熊本市・坂崎善門

   二万年前のラスコー壁画見て核の処分の十万年想う        三鷹市・大谷トミ子

東日本大震災は、2011年3月11日に起った。
あれから間もなく6年になる。忘れようとしても忘れられない人々がたくさんいる。

他方で、オリンピックだ、トランプだ、暗殺だ!と次々に放映されるニュースに、3.11は埋没ないしは風化してしまってることも否めない。

3.11は、簡単に忘れてはいけないことである。
なぜそうなのか?を含めて、3.11を教訓とする必要がある。

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追 加

美原凍子さんのこと

以下は、本田雅和さんのHP↓からの転載である。
http://www.asahi.com/area/fukushima/articles/MTW20120413070130001.html


  2度目の故郷喪失

   戻れない道のかなたに一本の白樺(しらかば)の木と風の棲(す)む家 

この短歌は、朝日歌壇の常連で2011年歌壇賞受賞者の美原凍子さんが震災の1年前に詠んだものだ。

 福島県出身の美原さんは30代で愛する人と暮らすために北海道・夕張に渡り、炭鉱長屋に入った。お連れ合いが他界し、30年以上暮らした夕張は財政破綻(はたん)の街に。雪下ろしもままならない独り暮らしでは、と4年前に「第二の故郷」である夕張を去った。

 当時の夕張支局長で美原作品のファンの私が、朝日歌壇に再び彼女の名前を見つけるのに時間はかからなかった。今度は「福島市・美原凍子」の名で、山里の四季を情感込めてうたいあげていた。「風の棲む家」は、空き家となった夕張の古い炭住のことだ。

 そんな彼女を3・11が襲う。2度目の故郷喪失…。

   六万の人ら去りたる福島の山河さみしき春の陽炎(かげろう)


 この慟哭(どうこく)をきちんと受け止めたい。北海道から赴任しました。気づけば彼女を追うように。(本田雅和)



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  1. 2017/02/21(火) 05:20:18|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2

コメント

あれから6年

そうですねえ~
3.11からもうすぐ6年にもなるんですよね~
最近、福島の被災者に対する差別事件がしきりに報じられて胸が痛みます。

熊本地震もやがて1年を迎えようとしています。
  1. 2017/02/21(火) 16:24:41 |
  2. URL |
  3. 阿蘇望亭 #z7TqjuIk
  4. [ 編集]

差 別

阿蘇望亭さん
 
弱いものほど偏見や差別をやっちゃう。困ったものです
いじめと同根ですね

熊本地震
被災者のみなさんの苦労は、当事者でないとわからないかもしれませんね
  1. 2017/02/22(水) 07:34:13 |
  2. URL |
  3. こんの #-
  4. [ 編集]

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