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震災の歌

  原発と債務残りて老い進む日本ますます介護度上がる      館林市・恩田 清

朝日歌壇(4月25日づけ)より


  ローソクの灯りの中に君が居た大震災の深夜の帰宅       塩釜市・佐藤龍二

  家流れ秋田和歌山転々と宮城へ戻る従兄夫婦は         横浜市・山本美智子

朝日歌壇(5月2日づけ)より


  花霞む山里ゆけばおちこちに隠しようなきフレコンバッグ    福島市・美原凍子

  福島の美しき里茫々と無人の家にいのしし住みつく       国立市・半杭螢子

朝日歌壇(5月9日づけ)より

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東日本大震災(3.11)から5年経った 2016年4月16日、熊本地震が起きる。
親しい友が、南阿蘇村におられることもあり、3.11関連句・歌と同じくしていくことにする。

  春愁をはみ出す地震の画面かな     平塚市・秋濱信夫

  被災地のさくら果てたる真の闇      福島市・池田義弘

  春の地震炊き出しする人土砂掘る人   秩父市・浅賀信太郎

  朧夜の浅き眠りに地震続く     熊本県菊陽町・井芹眞一郎

  熊本を思へ朝日の山桜          船橋市・斉木直哉

  子と孫の無事を確かめ呆々と座して見てをり散乱の部屋     熊本市・高添美津雄

  お守りのごとくケータイ握りしめ浅く眠りぬ余震に怯え      熊本市・垣野俊一郎

  日をおいて前震・本震・余震まで今もからだが揺れ動きおり   大牟田市・平野 實

  地震速報つぐるテレビの音鳴ればかの三月の記憶に竦む     仙台市・坂本捷子

  全国の活断層のその上に人は暮して原発は建つ          川崎市・小島 敦

  原発の再稼働阻止の新聞が忘れたように括られている       三郷市・木村義煕

  頻繁に起る余震に足腰の真っ直ぐ立てずくずおれしゃがむ     熊本市・佐渡京子

  「骨壷と私は無事よ」熊本はひとり住まいのファックス届く    愛知県・赤羽一郎

  建物崩壊どの大地震も変わらねど逝きし生命は各々違う      神戸市・丸山世紀子

  震度7生涯初の狂ふごと揺るる部屋なか妻と耐えをる       熊本市・高添美津雄

  余震収まり帰りてみれば三方のブロック塀は倒れてをりぬ     熊本市・佐渡京子

  ふるさとの地図に震度の矢が刺さり重なりあって山河を覆う    取手市・福川敏機


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  1. 2016/05/10(火) 09:48:51|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2

コメント

震災

熊本地震のこと取り上げていただきありがとうございます。
熊本市・高添美津雄さんの
「震度7生涯初の狂ふごと揺るる部屋なか妻と耐えをる」
は、実感そのもの!ただただ”怖かった!”ですねえ~
  1. 2016/05/10(火) 19:58:52 |
  2. URL |
  3. 阿蘇望亭 #z7TqjuIk
  4. [ 編集]

恐 怖

阿蘇望亭さん

地動
揺るぎない大地が、大きく揺れるのですからね
同じような恐怖を5年前に、<家が潰れる!>と思いました

余震も不気味でした
遠くからやってくる気配が分かるのです
真夜中にも

  1. 2016/05/11(水) 06:50:54 |
  2. URL |
  3. こんの #-
  4. [ 編集]

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