未分類日記以前の天童の家RSS|

仮設の花芽

  春を食む被曝の牛よフクシマよ      三鷹市・岡崎正宏

  五年目の瓦礫に春の雪止まず       大阪市・今井文雄

  被災したわが家の庭から移植せし水仙の花芽仮設に出でぬ   陸前高田市・吉田恵美

  帰りたいでも帰れない原発禍帰らぬと決め涙溢るる        前橋市・荻原大空

  味噌汁の湯気のとなりに汚染水タンクだらけの朝刊の写真     香川県・薮内眞由美

  原発は妖怪なれば石棺をシェルターで覆ふ百年黙るか       浜松市・松井 恵

  漆黒の墓石のごとく立ち並びどこへも行けぬフレコンバッグ    前橋市・荻原葉月

  東京のくにたちに香る沈丁花福島のわが庭に濃からむ       国立市・半杭螢子

  帰れねぇいまさら解除といわれても口惜しいけれどもう帰れねぇ 会津若松市・赤城昭子

  ただ一言「あの日も寒かった」とう妹に流れし五年目を思う    下野市・若島安子

  治療より治癒が大切目元笑み言の葉やさし被災地の医師      市川市・田所美佐子

  沖縄に米軍基地をつくらせて傍観してをるフクシマの我     いわき市・馬目弘平

以上は、朝日俳壇・花壇(4日づけ)より

「今週は締切日の関係で東日本大震災から五年の現実に取材した作がたくさんあった」佐佐木選者
「あの日から五年、震災詠が多かった」永田選者もそう述べてる。

コラム「うたをよむ」も、<福島発の歌>を取り上げてる。(遠藤たか子)
その中から1首を......

  てのひらの雪消ゆるがに忘られてゆく福島の人のこゑごゑ  本田一弘

*

  車窓から花見 富岡町民バスで古里巡る
    河北新報 10日より
車窓から満開の桜並木を眺める富岡町の住民

 東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県富岡町の町民が9日、避難先から町内に集まり、満開となった夜の森地区の桜並木などをバスで巡った。
 被災家屋の解体が進むなど少しずつ変わる街並みと、震災前と変わらず美しく咲く桜。原発事故から6度目の春の風景を車窓から目に焼き付けた。

 県内外の避難先から町民が集まり再会を楽しむ「復興への集い」(町主催)の企画のひとつ。広野町内であった交流会の前に、約450人がバス18台に分乗し、桜並木や復興拠点の整備予定地などを見て回った。

 夜の森地区にバスが差し掛かると歓声が上がり、速度を落として桜のトンネルを進んだ。
 三重県紀北町から車で10時間かけて参加した貴田良一さん(56)は、避難後初めて桜並木と対面。「震災前と同じ桜できれいだ。離れて暮らす町民みんなに伝えたい」と声を弾ませ、カメラに収めていた。

 同地区に自宅があり、郡山市で避難生活を送る佐々木千代子さん(59)は、「町の人に会いたい一心で参加した。富岡の人たちと一緒に花見ができて幸せ」と感無量の様子。

建物の解体などが進む光景には「復興に向かうのはうれしいけれど、変わりゆく町にさみしさを感じて胸が詰まる」と複雑な思いもにじませた。


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  1. 2016/04/11(月) 05:51:55|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:6

コメント

無念でしょう

住み慣れた我が家に帰れないのは悲しいでしょう、無念でしょう。
人が住まれない土地であっても、毎年花は咲きます。
木には果実がなり、草も青々と・・・・。
原発を受け入れてしまった国の責任がこれほど多いな物になろうとは、誰が想像したでしょう。
どの歌も胸が締め付けられますね。
  1. 2016/04/11(月) 07:41:29 |
  2. URL |
  3. hanamomo #OnWBW9mw
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原発難民

hanamomoさん

この国に、我等の同胞たちが、難民となっている
「核」は、まだコントロールできないものです

唯一の被爆国だというのに
さらに原発難民さえ生じて

hanamomoさん
コメントありがとうございます


  1. 2016/04/11(月) 08:28:00 |
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  3. こんの #-
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頷く

嗚呼…、う〜ん… と頷くばかりです。

先へ進む、ことではなく、
元に戻る、ことの難しさを、考えます。
無理かもしれないけど、現実的ではないかもしれないけれど、
「戻りたい、元どおりに戻してくれ。」と言いたい人々の気持ちを、
政治家や企業家は、ほんとうに分かっているのだろうか…

でも、耐えて踏ん張る東北の人は、強いですね。
頷くしか出来ない自分が、もどかしいです。

ともかく、
「原発反対!」「再稼働反対!」
  1. 2016/04/11(月) 12:08:01 |
  2. URL |
  3. 驢人 #-
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耐えて踏ん張る

驢 人 さん

耐えて踏ん張るしかない、ということを知っている
同胞たちを、見守るのもだいじにしたいことですね

  1. 2016/04/11(月) 13:45:58 |
  2. URL |
  3. こんの #-
  4. [ 編集]

5年と1カ月

ネットで見たニュースに”残っても地獄、帰っても地獄”という言葉が見られました。
人々には何の責任もないのに故郷を追われ、失い、人生はめちゃめちゃ!
さぞかし無念でしょうねえ~
  1. 2016/04/11(月) 17:53:52 |
  2. URL |
  3. 阿蘇望亭 #z7TqjuIk
  4. [ 編集]

無 念

阿蘇望亭さん

そうですねぇ
悔しい! 恨めしい! なんで俺たちが...... というおもいが
口惜しいと思います
  1. 2016/04/12(火) 06:41:52 |
  2. URL |
  3. こんの #-
  4. [ 編集]

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