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かざぐるま 2

こんな夜は、あの鶴を思い出す

雪自体が軋むのか
それとも建物が重さに耐えかね悲鳴を上げてるのか
ひそやかに食い込むように軋む音が響く

音もなく降り積もる雪
もう3尺を超えたろう
いったい いつまで降り続くのか

こういう夜は、あの鶴が思い浮かぶ
夕鶴の里に鳴く鶴
なにが 恋しいのか
どうして切ないのか

風がでてきたようだ
きっと、この風で雪が舞い上がってるだろう
水子地蔵の風車もくるくるくるりと回ってるはずだ
どうしてこんなに恋しいのか
なぜ切ないのか
風車がくるくる音立てて回る

ん? あれは釣瓶で水汲む音
こんな時間に、水を汲んでる
なにかが おきたというのか
くるくる回る滑車のきしむ音

いったいなにに使う水か
いつまで汲めばいいのか
雪がきしむ
滑車が軋む

たすきをかけた女が
背を向けて
なにがそんなに悲しいのか
なぜ背を向ける

鶴が かぁーっと鳴く
風車が狂ほしげに回る
水汲みが終わったのか、滑車はもう回らない

間引きという言葉が哀しい
女よ なぜ背を向ける
雪がしんしんと音たて、軋む
うう こんな夜は、鶴を思い出す

夕鶴の里の女は独り機織る
男に見るなと命じて
鶴の鳴く声が遠ざかる
遠ざかる

風が相変わらず吹いてる
吹雪がはげしく吹雪いてる
白い闇がひろがる


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今日のポエムもどきは、2011. 01. 02 の再掲である。
3.11は、その年に起きた。

あれから、5年になる。
あの年は、寒さが堪えた。
でも雪がきれいだった。


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  1. 2016/01/05(火) 15:22:28|
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