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4年前の3月


以下は、4年前の3月23日以降のブログの抜粋である。

  すかすかの道
(前略)
22日の散歩で、前日のそれを思い出しながら歩く。ニヤニヤ独り笑いしながら... 誰かが見たら、きっと(おかしなヤツ)と思うだろう。
午後1時ちょっと前に家を出て、スーパー農道へ向かっている途中でケータイが振るえる。(誰からの電話?)と見る。「福島で地震が起きたので注意しろ」との知らせ。(緊急地震情報)
(あぁ、まだ余震が)と思うと、どうしても被災者のみなさんのことや原発の方へ考え(思い)が行く。

今日は晴れて、比較的過ごしやすいのではないか。静かな道を歩いていて、そのうちに(ん? なんかへんだなぁ)との思いがわく。
なにが(へん)なのか、はじめは分からなかったが、しばらく歩いてるうちに(そうか! あぁ、大きな へん なのだ!)と気づく。
道に車が走っていないのだ。片道30分、往復で1時間を歩いたのだが、出合った車は 南進車2台、北進車4台、1時間歩いてたった6台の車にしか出合わなかった。

いつもならけっこう通行量の多いスーパー農道(広域農道)で、例えはおかしいが、立ちション便をしている間にも1~2台の車が通過するほどである。
なのに、22日の農道は、車が通らない。やはりガソリンの欠乏のせいだろうか...
何年か前に、北海道に行ったあの時の道路を思い出す。あの時は(さすが広い北海道!)と思ったが、ここ農道のそれでは ゴーストタウンを思い出してしまった。
ふだんなら立ちション便も注意深くしなければならないのだが、今日は誰に見られることなく悠々とできるなぁと苦笑してしまった。

散歩も終わりに近く、スーパー農道から家への小道に入るのだが、そうせずにしばらく広い農道の路肩で(車が来ないだろうか)と待つ。
南を見ても、北を眺めても、車が現れない。(車が来るのを見たら帰ろう)と思い、5分待ち、10分待っても来ないので、へへ 痺れを切らし、諦めて帰途につく。(笑い)
剪定してる畑には、自転車が見られる。いつもなら車で来てるのだろうが...

                        * 2011/03/23(水)
  ガソリン入手

娘から注油できる所のメールや電話がはいる。
息子もその最新情報を詳しく、具体的に語る。それを毎日聞いていると、(あぁ、並んででも入手しようかなぁ)という気になる。
東北関東大震災から12日が経ったけれど、相変わらず入手が困難である。いつまでも車を使わないでいるのも限界というか、不便さもガマンし難い気分が強くなってきてる。

「車を使う予定がない。行列してまで詰めなくてもいい」。夕べまでそう言ってたが、妻の通勤のことや暖房、風呂(燃料が灯油)のそれを考えると、もう並んででも確保しなければの気持になる。
(「だめもと」でもしかたない)と、息子の情報の中から1箇所をしぼり、出かける。午前8時半頃、最後尾に到着。係員が「このへんならダイジョウブでしょう」という。
だが、30分ほど待った頃に、先程の係員とはちがう人がきて、「今日は、もう詰められません」と詫びて歩く。っふふ、(空振りだったなぁ)と引き返す。

帰途、Fマートに寄って油揚げ・梅干し・ナメコを買う。モヤシは入荷していないという。
Fマートの筋向かいのSガソリンスタンドに目をやると、そこにも多くの車が並んでる。スタンドの係員に尋ねると「灯油ならあります」ということでポリタンク(20㍑)に詰めてもらう。
さらに、午後からはガソリンの販売もすることが分かる。店員とそんな話をしているとタンクローリー車が姿を現し、スタンドに入ってくる。
それを見た時、(あぁ頼もしい!!なぁ)と、子供のように嬉しくなる。店員もタンクローリーの運転手も笑顔で私に頷いてくれる。

妻の車(ガソリンは半分近くある)を車庫に置き、自分の車(ガソリン残量僅少)に乗り換え、すでに長くできてる列に並ぶ。(午前9時半頃)
タンクローリー車が入ったことをこの目で確認しているので、(空振りはない)と安心して待つことができる。
販売開始時刻を早めてもいいのではないかと思ったが、予定通り午後からの販売だという。それならそれでしかたない、腹を括って待つことにする。
「ママのにも入れようか?」息子から電話がはいる。「3時間近く待つことになるが、それでもいいか?」問うと、「確実に入れられるのならいい」という。
まもなく妻の車でやってきた息子が列に加わる。息子に金と飴を渡し、待つ。息子も私も単行本をもって行ったし、また選抜高校野球大会も今日からはじまって、その放送を聞きながら待つ。

正午過ぎて、やがて長い列が動きだす。ガソリン2000円分(制限量)を入れ終えたのは午後1時40分だった。
ガソリン量は まだ目盛りの半分以下だが、これで必要な時は車が使える。そう思うと安心感がわき、肩の緊張がほぐれる。その気分が嬉しい。
列に並びながら、池波正太郎著「剣客商売・浮沈」222ページのうち206ページを読み、あと16ページで読了であった。
約4時間並んだことになる。被災者のことを思えば、たいしたことではない。

妻は、学童保育へは息子の車で送ってもらった。今は春休み中で午前8時から午後6時半までの勤務である。
今日(23日)妻の勤務は、8時から12時まで。帰りの足がなく、歩いて帰宅した。
今日只今からは、妻も息子も、そして何か必要な時は私もなんの支障もなく車が使える。この安心感・安定感がいい。
被災地のみなさんにも、出来るだけ早くこの安心・安堵感が取り戻せることを念願せずにはいられない。

                        * 2011/03/24(木)

  東日本大震災を詠む

以下は、朝日新聞が「東日本大震災を詠む」俳句を緊急募集。応募1300句の中から朝日俳壇選者4人が特選3句を選んだ。

       ものの芽の天地裂くとも萌え出でよ    埼玉県蓮田市・斎藤哲哉
       みちのくの地震鎮もれよ花辛夷         大分市・富尾和恵
       雪囲解かざるままに津波来て       神戸市垂水区・浜崎素粒子
                以上 稲畑汀子選

       生きていて生きてるだけで燕来る    東京都江戸川区・飯田 操
       世界中の瞳と思え春の星         滋賀県野洲市・鈴木幸江
       涅槃西風海から瓦礫地獄まで       横浜市戸塚区・猪野鳳保
                以上 金子兜太選

       乾坤の未曾有三月十一日         横浜市金沢区・藤田定雄
       春の海津波の牙に変わりけり       東京都目黒区・横田貞子
       避難所に顔つつみ寝る日々余寒    大阪府河内長野市・古川眞澄
                以上 長谷川櫂選

       春月や瓦礫の町に嬰生まる       名古屋市昭和区・坂倉公子
       毛布なき君に熱燗飲ませたし       大分県別府市・河野靖朗
       避難所の春の暖炉の明りかな       神戸市垂水区・浜崎素粒子
                以上 大串章選

以下は、3月28日付の朝日歌壇より

       地震による停電岩手を包み込む3.11雪降りやまず         岩手県・田浦 将
       ぐらぐらと畑がゆれる施肥をするわれは咄嗟に四つん這ひになる  長野県・小林正人
       大地震津波の前に詠みし歌春は近くて脳天気なり         東京都・夏目たかし

       冷蔵庫に庭の雪氷詰めにけりランプで暮らす日々の続けば     盛岡市・佐藤忠行
       ケータイはつながらないのに充電の残量気になる余震の夜に    山形市・渋間悦子
       被災地を視ては夫婦で涙ぐむ温かき部屋にて熱き物食べ      飯田市・草田礼子

地震:石巻市で震度5弱
 28日午前7時24分ごろ、東北地方で強い揺れを感じ宮城県石巻市などで震度5弱を観測した。
震源地は宮城県沖で、震源の深さはごく浅く、地震の規模はM(マグニチュード)6.5。
この地震にともなって、気象庁は宮城県沿岸に津波注意報を発令した。

                         * 2011/03/28(月)


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  1. 2015/03/23(月) 09:35:19|
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