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インフォームドコンセント 2


10日は朝から、忙しかった。
朝食を済ませ、当日のブログをアップする。
「インフォームドコンセント」がテーマである。あまり馴染みない内容かもしれない。でも、だいじなことだと思うし、妻の場合はこんなふうに行われた、という具体例を示したかった。興味のない方は、パスしてもらえばいいとかるく考えた。

当日は久しぶりの歯科通院日。10時の予約である。その前に、親戚のKさん家に新年のあいさつ回り。もっと早くと思っていたが、相互の都合がつかずに遅くなってしまった。
挨拶を済ませさて歯科受診という段になって保険証をたしかめると、ない。娘の所に預けてあるのを思い出し、娘の勤めてる医院へ急ぐ。

雪降り・雪道渋滞で、10時の予約時間には遅刻することが明らかなので、その旨を歯科へ電話する。
T病院歯科外来へ着くやいなや直ぐに診療台へ。辛うじて予約時刻に間に合いホッとする。
妻と二人の歯科通院を済まし、今度は上山市の流通団地にあるN菓子問屋(会社)へ。見本商品の貰い受けである。
「パパ、忙しかったね。もうお昼。なにか食べていこうよ」
妻の提案に即賛成。退院後はじめての外食。それも夫婦水入らずで......(笑)

気掛りだった新年のあいさつ、歯科通院、そして嬉しいお菓子もらい、さらに二人だけの外食。へへ、いいことづくし...... 満足し帰宅。
「ちょっと休むね」妻は、満足しきっておやすみ。私はパソコンを立ち上げる。

立上がった「毎日ニュース」を見て、偶然の記事に驚く。そこにはインフォームドコンセントが扱われてた。
以上が「まえがき」。そして以下が偶然の一致であるインフォームドコンセントの内容である。

  がん:全摘出手術に迷う患者 医師から「治療拒否」同意書
  「ここにサインをしてもらえますか」          (毎日新聞 2015年02月10日)

 2013年年8月、奈良県内にある公立病院の乳腺外来の廊下。3週間前、この病院で乳がんを告知された玲子さん(68)=仮名=は、看護師からA4判の紙1枚を渡された。

 <今後乳がんに関する□□病院での治療につき自己意思でもって一切受けないことに同意をし、転移・病状の悪化時および緩和治療などの一切の当院での治療については今後受けられないことについても同意するものである>

 今後、病院が玲子さんの乳がんに関する一切の治療を行わないことを明記した同意書だった。文書の末尾に、男性主治医の名前と押印があった。

 3週間前、右乳首からの出血が3日間続き、玲子さんはこの病院の乳腺外科を受診した。診察後、すぐに超音波検査(エコー)を受けたが、主治医は画像を見たまま、「右だけでなく、左にもがんがあります」と淡々と告げた。「両側乳がんで、全摘出手術が必要」と診断されたが、全摘出の理由や詳しい治療方針など十分なインフォームドコンセントはなかった。

 ◇方針反対の直後に

 1週間後の再診察。医師は組織検査の結果を告げると、すぐに手術の手続きを進めようとした。日取りもすでに決まっている。拙速な対応に不安を感じた玲子さんは、いったん退室。廊下で夫(68)に相談のメールを送ると、「手術はするな」と返信が届いた。夫と1時間ほどやり取りを続けたが結論は出ず、その日は手術の仮予約だけして帰宅した。

 玲子さんの手術をめぐり、夫や長女(42)、長男(38)、兄弟らが集まり家族会議を開いたが、夫だけが猛反対した。がんの告知後、夫は抗がん剤など従来のがん治療を否定する本を読んでいた。迷った玲子さんは、旧知の乳腺外科の開業医を訪ねた。セカンドオピニオンを受けるつもりではなく、ただ相談しようと思った。開業医はエコー検査後、すぐに手術はせず、経口剤によるホルモン治療で経過観察することを勧めた。

 年齢を考えれば手術は避けたいし、夫の気持ちにも添いたい。開業医の言葉が背中を押した。

 「手術を受けるのはやめようと思います」
 数日後、診察室で玲子さんは主治医に伝えた。夫の反対や、ほかの医師の診察を受けたことも話した。主治医は一瞬、驚いた様子だったが、パソコンに向き直ったまま「廊下で待つように」と言った。

 看護師から同意書を渡されたのは、その直後だった。玲子さんは戸惑いながらもサインに応じるしかなかった。「看護師からは何の説明もなかった。同意書を取られる理由も理解できないまま、気がつけばサインをしていました」

 ◇病院に報告なく
  医師はなぜ同意書への署名を求めたのか。

  病院に取材を申し込むと、主治医は退職していた。

 「なぜこんな同意書を取ったのか。当然、患者さんには病院を選び、治療を受ける権利があります」。病院の広報担当者は困惑気味に話す。これまでこうした事例の報告はなかったといい、「主治医は実績のある医師だった。『手術をすれば治癒が見込めるのに、なぜしないのか』と思ったのでは。あるいは別の医師の診断結果を聞かされて腹を立てたのかもしれない。いずれにしても、気の毒なのは患者さんです」と話す。

 告知から約1年半。玲子さんは現在、相談した開業医の治療を月1回受けているが、今のところ進行の兆しはない。病のことは常に頭から離れないが、介護保険認定の審査委員を務めたり、趣味の水彩画や川柳を楽しんだりして過ごしている。

 ◇納得できぬまま

 手術をしなかった自分の選択に後悔はしたくない。一日一日を懸命に生きるだけだ。ただ、主治医の対応には今も割り切れない思いを抱えている。「あのとき、私の目を見て丁寧に説明してもらえれば、夫の反対を振り切ってでも手術したかもしれません。医師には患者の気持ちを分かってほしい。寄り添ってもらいたいのです」【三輪晴美】


◇ 日本人が生涯でがんになる確率は、今や男性の60%、女性の45%に上る(2010年調査)。実に2人に1人ががんになる時代となった。新薬や治療法の研究が進み、国もさまざまな対策を講じているが、果たして「患者が主役」のがん医療は実現しているのか。患者がより良い治療を受けるために、今、必要なことを考える。

◇ インフォームドコンセント  患者が納得して治療を受けるため、医師が患者に病状や治療法を十分に説明し、両者の話し合いを経て治療法を決めること。本来は、話し合ったうえでの合意(コンセント)に重きが置かれるが、日本では医師が一方的に治療法を説明するだけ、あるいは説明後、選択は患者に任せる場合が多いのが実情とされる。


◇ 患者が治療を受ける際、主治医以外の医師に意見を求めること。患者は、まず主治医に申し出て、検査結果などの情報を提供してもらう必要がある。日本では2000年代以降、セカンドオピニオン外来を開設する病院が増え、制度として広く知られるようになった。近年は患者の権利として浸透しつつあるが、主治医への遠慮から「言い出しにくい」という患者もまだ多い。


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  1. 2015/02/11(水) 01:00:00|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2

コメント

医師の実力

インフォームドコンセントは、大切です。
自分の病状や治療法に納得がいかないと、治りも遅い気がします。
大学病院などに行くと、まだ未熟な研修医が、
マニュアル丸暗記みたいな説明をするので、
主治医と執刀医を呼んでこい!と怒ったことがあります。
  1. 2015/02/11(水) 15:55:12 |
  2. URL |
  3. 驢人 #-
  4. [ 編集]

叱 責

仕事をしていて、いちばん怖かったのは、患者さんや家族の方から叱責されることでした
上司やDr.からの叱責は、どうっていうことないのですが、患者さんから叱られるのはよほどのことがあるからなのです
上司やDr.の叱責は、些細なことで「なにそれしきことで」と笑ってすごせますが
患者さんや家族の方は、我慢の限界を超えた結果の叱責です
患者さんから叱責されるまで気付かなかった自分の未熟さが痛いですねぇ

驢人さんに叱られた研修医、良い薬をいただいたことを後日、感謝するでしょう
医師を叱ることはなかなか出来ないことなのです
(そういう自分は、医師に苦言を呈することは平気でしたが......笑)
ただし、同じ仕事仲間としての医師です
ですから、妻の主治医となると、事情はまた違ってきます(おそらく、叱れないでしょうなぁ)笑

  1. 2015/02/11(水) 16:30:35 |
  2. URL |
  3. こんの #-
  4. [ 編集]

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