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山形県天童市の日々、つらつらと
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辛気くさい話

彼岸なので、実家へ行き 仏前に額づく。
長兄は、両親と共に額縁に入って並んでる。80まで生きたのだから格別に言うこともないのだが、兄弟の死は他人ごとではないと思う。
義姉といろいろ話をする。10歳年上だから82歳だが、見た目にはまだまだ丈夫なものだなぁとみる。
しかし、身体は正直で(笑)、歩行が不自由で、お座りができない。要するに下肢にガタがきているのである。加齢と共に、身体は確実に弱ってくのは しかたながない。

次いで、次兄の家へ。
彼は、10年歳上である。雪消しをしながら庭木の剪定をしている。
糖尿病が持病で、歳相応に老いが見える。それをどうこう言う気がしない。
兄は、80歳の時に運転免許を返上した。それを悔いるというのではないが、やはり「不自由だなぁ」と強く感じるという。
さもありなんである。自分も、もし80まで生きたとしたら(笑)、たとえ不自由だろうと免許返上を考えてる。
ただ、80まで生きたい気分がないから、あくまでも仮定の話だから、現実感がない。

実家と次兄の家での話では、やはり豪雪のこと、老いと生のこと、そして 3.11に話がいってしまう。
兄たちの地域でも、地震や大洪水などの際の避難場所、あるいはそれへの具体的な対応策が明らかになったという。それはわるいことではないなぁと思う。
これまでが、あまりにも自分たちには起こりえないこととして無関心であったのだ。
いつかも書いたけれど、生きてるとは常にリスクを伴ってることを承知し、いろいろな危難に遭遇した際に対応すべきことを予め考えておくことがだいじであるだろう。

そして、現在 大きな差し障りもなく、毎日を平穏無事に暮らしていけることがとてもありがたいことだとお互いに確認できたのである。
次兄は10歳上で82である。誰が見ても老いたと思う姿である。先は長くないだろう。しかし、兄はそれを承知しながらも意外に明るい。
そのようすを眺めながら、(偉いなぁ)との感慨がわく。自分にはとうていあれほど明るくいられないだろう。
っふふ、なんだか今日も辛気臭い話になってしまった。

「暑さ寒さも彼岸まで」光も空気もまちがいなく春のものだ!
さくらんぼ畑に、先日撒いた「籾がらくん炭」の効果を確かめに行く。
「パパ、やっぱり効いてる。もう土が出てる所がある!」妻の弾んだ声が響く。

*
今朝の気温5度、晴


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  1. 2012/03/23(金) 06:31:00|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2

コメント

普通の毎日が一番です。
そして『心おだやかに』そんな気持ちで過ごせたらいいなって思っています。

こんのさんのブログを見てそう思いました(*^-^)♪
  1. 2012/03/23(金) 23:42:23 |
  2. URL |
  3. ゆき #-
  4. [ 編集]

心おだやかに

ゆきさん コメントありがとうございます
      そうですねぇ 同感です!
ゆきさん うふ、そう言ってもらうと嬉しいです
  1. 2012/03/24(土) 06:42:29 |
  2. URL |
  3. こんの #-
  4. [ 編集]

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