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金槌の響き


風呂釜の不具合から端を発した風呂場・洗面所改修工事が終わりに近づいた。
繰り返しになるが、これからやるのはクロス張り、照明器とりつけ、洗面台水回り配管の接合だけになった。
今週いっぱいで全て完了の予定である。

8日、9日、職人さんたちは誰も来なくて、「天童の家」は静かだった。
それまでの16日間、コンクリート破砕やタイルを剥がす騒音が家の内外へも漏れた。
はじめは、破壊の音で、気持ちまで壊されるような響きをもつ。
風呂場コンクリート床、タイル壁などのそれが済むと、騒音はなくなり、やがて建設への音が広がる。

破壊音は正直イヤな音である。ガタガタ! バリバリッ! ガガガァー! 濁音と破裂音、難聴者である私だけれど耐え難い騒音だった。
破壊音とちがって、建設音は濁音さが減って、音にリズム感が加わる。ドンドンドン、とんとんとんと丸みさえ感じられる。
単に先入観とだけは言えない音の違いがあるのをたしかに聞き分ける。難聴者ほど騒音を嫌う。

対面しながらの会話ならそうとう低い言葉でも聞きとれる。ところが、少し離れたり、また話者以外の話し声が混じるとなかなか聞きとれなくなる。
他人の声が騒音に感じてしまう。こいう感覚は、難聴者独特のものかも知れないなぁ
うん、難聴者ほど、音に注意深くなる、というか、音に拘らざるを得ない。

9日朝、台所のストーブ前に腰掛け、妻が使う包丁の音を聞いている。とんとんとん、そのリズム感が快い。
「ママ、金槌の音がしないとさぁ なんだか、ものたりない気がする」
「パパもそうなの...... 私もよ。さっきからそう思ってた」
「金槌の音が聞こえると、なんだか家が生きているなぁみたいな感じだった」
「ふ~ん、じゃぁ今は死んでる?」
「イヤ、ちがう! ママの包丁の音が良い響きでな、この家は生きている」
「うふ、おかしなパパ」

とんとんとん 大工さんが使う金槌の音が、響いてる。(懐かしいなぁ)
あの音がすると、そう まるで(家が生きてるな)と感じた。
びゅーんと電動鋸の音が、血液の流れを思わせる。大工さんの動きが美しかった。
うふ、なんだかあの金槌の音がとても懐かしい。
そう思いながら、妻が使う包丁の とんとんとんという音、ストーブの温かさを感じながら聞いている。

*
今朝の気温-3度、曇


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  1. 2012/02/10(金) 06:09:21|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2

コメント

妻の使う包丁のとんとんとん、快い音、家が生きている。
ストーブの温かさを感じながら・・・・。
ドラマのシーンが浮かぶような温かいご家庭。うらやましい。
  1. 2012/02/10(金) 09:54:04 |
  2. URL |
  3. ころ #JBFGtPPo
  4. [ 編集]

感 謝

「ころ」さん う、嬉しいコメント ありがとうございます
         ほんとうに素直に喜びです
「ころ」さんご夫妻だって、ね 仲良し羨ましいですよぉ
  1. 2012/02/10(金) 12:11:44 |
  2. URL |
  3. こんの #-
  4. [ 編集]

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