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安 眠


午後1過ぎから寝床に入ってテレビを見ていた妻が、テレビをつけたままいつの間にか瞼を閉じてる。
3時頃に、娘と孫が来るというメールが入る。真ん中の孫は、病院への面会も何度も来てくれた。

  退院おめでとうございます。
  お父さんの支えがあったからですね。

  3時過ぎごろ家に、克行と伺います。
  あ、顔見に行くだけですので
  本当にお構いなく。
              娘

娘は、看護師だし、今回の入院に際しては、肩が開く肌着を作ってくれたり、温かいベストを用意したりと大きな力になった。
整形外科勤務の経験もあって、娘の言葉に救われるというか、納得することが多かった。
また、孫の克行くんは、高校から病院までそんなに近くはないのに、歩いて頻繁に面会に来てくれた。

今日は、退院を祝ってというか、家ではじめて過ごす妻を気遣ってくれて「天童の家」へ来てくれるようだ。
「ひろと克行に、なにか美味しいものを買ってきて。手巻き寿司などがいいかなぁ」妻の言うのにOKする。
「そうだね、3時までには買ってくる」妻が眠る前に、そう言ったのだった。

買い物に行かなければならない時刻になったので、寝室を覗く。妻はすやすやと眠っている。言葉をかけずに、家を出る。
行った店には、手巻寿司が並んでいない。なにもない平日だからだろうか?
しかたないので、次の店に行く。だが、そこでも売っていない。普通の寿司ならたくさん並んでる。
もう一件、毎日曜に定期的に買い物するショッピングセンターにまわる。そこでようやく手巻寿司に出会う。

そんなわけで、買い物に1時間ちかくかかって家に戻る。
寝室を覗くと、妻はまだ眠っている。(あぁ、やはり闘病生活は辛かったのだなぁ)と思う。
自分の寝室で、ひとり静かに眠る。今はそれがきっといちばんなのだろう。

こんなに眠って、今夜また眠れるのだろうか?
ふとそんなことを思うが、(それでもいいじゃないか。その時は、話し相手になればいい)などとも思う。
今は、とにかくゆっくりしたいことをすればいいのだ。

目覚めて、独りだったら、寂しいけれど、傍に私(または妻)がいれば、ちっとも寂しいことはない。
今晩からは、もう独りじゃない。っふふ、妻の寝顔を眺めながら、そんなふうに思った。それがなんとも嬉しい気分だった。(笑)


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  1. 2015/01/22(木) 16:23:58|
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帰 還

とうとう妻が戻って来た。やはり妻がいるとこころが落ち着く。今夜からはもうデパスもいらないだろう。
こんなに長い間デパスやリーゼを服用したのははじめてである。ふ~むむ、弱い男だったのだなぁと思う。
さいわい依存性の少ない薬剤だから、心配ないが...... 台所での冷酒も、もう飲まなくてすむのかなぁ
依存性でいえば、デパスなどよりむしろアルコールの方がこわい。その心配もなくなり、やれやれである。

妻が、家にいるか、いないかで、こんなにも違う。ふむ、そうか、私は 妻依存症なのかもしれないなぁ
妻には迷惑かもしれないが、その他の人には無害だから、その依存症はそんなに心配することがないはずだ。
妻がいつでも傍にいることは、私のこころをホッとさせる。長い53日間が終わったのだ、と嬉しくなる。

今朝、ある方(pさん)より、次のような文が届いた。

ワクワク、ドキドキ
                15/01/22 0000

退院おめでとうございます!
長い間、奥様もこんのさんも、本当によく頑張られましたね。

前祝いしながら、ワクワクドキドキされていることと、
存じます。

お漬物の件、奥様の退院の直後は色々お忙しい事と思います。
お手が空いた時に、少し送っていただけたら、嬉しいです。
前回の菊芋も、本当に美味しかったです。

急ぎませんから、ゆっくり、奥様が自宅での生活に慣れられてから、
にして下さいね。

主婦が長い間、家を空けていると、帰ってすぐに、
あれもこれも、と働きたくなるものです。
そうすると、ガクッと疲れてしまう、ということになります。

くれぐれも、ご無理のないように、
ゆっくりゆっくり日常に戻って頂けます様に、
後しばらく、こんのさん!頑張ってください。
と言うよりも、お二人でのんびりと、して下さい。
あちこちに気を使うのは、もっと先でよい、と思います。
もちろん、
私のお漬物などは、一番後回しにして下さいね。


ありがたいと心底思う。特に下のそれは、そのまま妻の行動に現れている。

>主婦が長い間、家を空けていると、帰ってすぐに、
>あれもこれも、と働きたくなるものです。
>そうすると、ガクッと疲れてしまう、ということになります。

妻は、書斎に来て、お見舞いを頂いた方々の記帳をはじめる。
もう少しゆっくり休んでからやるように言おうとしたが、やめた。やりたいようにするのがいちばんだと考えたからである。
記帳に一区切りをつけ、昼食にする。
「病院のおかずより美味しい。品数も多い」などと言いながら食がすすむ。
「食後のお茶も何日ぶりだろう...... うまいなぁ」
病院では、茶がでない。お汁もつかない時がある。家庭と病院給食ではかなりの相違があるのはしかたない。

そんなに見栄えしない「天童の家」の昼食を済まし、喫茶を終えると
「もう疲れた。少し休む」そう言い残すと、あらかじめ敷いてある寝室の布団へ。
(あぁ、pさんの言う通りだなぁ)と納得。

働きたい、あれもこれもしたい、という気持ちで動くのだが、身体がまだついていかないのだ。
>くれぐれも、ご無理のないように、
>ゆっくりゆっくり日常に戻って頂けます様に、
(やはり、pさんの言う通りにしないといけないなぁ)と強く思った次第である。


  1. 2015/01/22(木) 13:12:01|
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退院時刻


退院時刻は、いつでも良いのだが、それでも入院最後のリハビリを受けてから退院したいと思ったようだ。
もう一つは、同日に退院する Sさん家で、何時に迎えの車が到着するか...... できれば一緒に退院したい。
そういう気持ちが、妻にあったから、リハビリの時刻や、Sさん家の都合を知ってから退院時刻を決めたい。
ということで、妻のメールを待っていた。

16:17 に次のようなメールが届く。

  退院の時間 10:30分にきまりました
                  やゑ子
それへ、私の返信

  退院時刻
  ママちゃん
  10時半、わかりました

  遅れないように、行きます
  ネギも忘れずに持って行きます
                  パ パ

返信中の「ネギ」とは、Sさんへあげるネギのことである。
Sさんは、妻が53日間、共に暮らした「戦友」であり、22日に一緒に退院することになったのである。
長い間、同室で暮らせば、もう他人とは思えない親近感が生まれる。おそらく、今後もなにかと誼がつづことになるのだろう。わるいことではない。

Sさんは、寒河江市の方で、寒河江市は、天童の隣の街で、遠くない。
寒河江市も、東根市や天童市と同じくさくらんぼの特産地である。
人との繋がりは、思わぬ縁で結ばれる。嬉しいことである。同じ日に退院できることは、やはり浅くない縁なのだろう。
友はお金では買えない財産である。


  1. 2015/01/22(木) 01:00:00|
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