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裕次郎の「乳母車」

今日もまた、「山田洋次監督が選んだ日本の名画100本」を観た。
昨日の「狂った果実」と同じ1956年封切り、裕次郎の「乳母車」。
「太陽の季節」「狂った果実」は、太陽族映画・反社会的などと一部の人には批判されたものである。
そういう太陽族映画をなじった人も「乳母車」を観ると、今度は大きな拍手を惜しまなかった。
これで 石原裕次郎は、国民的大スターの道を歩きはじめることになった。

昔、映画館で観た感想は(なんだか期待はずれ)だったような気がする。若者にはあまりにも地味に映じて面白みが不足だった。
だが、この歳になって観ると、まったく違う映画に思える。落ち着いてじっくり楽しめた。
うふ、我が身にしみるような筋立ても切ない。若い昔の自分には関係ないことだったが...... (笑)

先の「狂った果実」もそうだが、まだモノクロームの画面が古臭い感じがない。というより、それがかえってリアリティを覚える。
カラーの情報量は、モノクロームより絶対的に多い。だが、映画の感動は情報量で決まるわけではないだろう。白黒だけのそれでもちゃんと表現できるのが分かる。
また、撮影のあり方というか、どういう撮り方をするのがいいのかということが重要なのだとも分かる。

同じ作品を見ても、観る年代によって、その受け取り方がずいぶんと違ってくる。それを如実に感じもした。

*
午後3時半の気温マイナス1度、晴


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  1. 2012/02/16(木) 15:29:08|
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時間がかかる

歳をとると、変化への対応が難しく感じる。
若い時なら、柔軟に応じられた些細な事柄も、なんだか難儀に思えてしまう。
新しくなったそれに慣れるまでに時間がかかる。
昨年12月7日にPCを新機に変えた。息子は、今までと同じだというけれど、それでも些細な箇所で戸惑いを覚えた。

例えば、再起動の場合、旧機では左下スタートアイコンの所に「再起動」の文字が現れ、それをクリックすればできた。
ところが、新機では、スタートアイコンのどこにも「再起動」の文字がない。こうなると途端に不安になってしまう。
息子に訊ねると、それはシャットダウンの右脇にある三角マークをクリックすると、そこに「再起動」の文字が現れる。それをクリックすればできることが分かった。
うう、知ってしまえば、どうってことないのだが、それが分かるまでに時間がかかる。

「天童の家」風呂場回りの改修で、やはりある変化がおき、戸惑いも生じた。
例えば、ユニットバスの機能を働かせるためのボタン(スイッチ)の内容が、なかなか理解しにくい。
湯温度を上げたい、浴槽の湯量を増やしたい、このボタンはいったい何?といちいち戸惑いを覚える。

洗面台だけの湯を沸かしたい。どうすればいいのか?
業者から説明を受けたのだが、その時は理解したつもりなのに、後で自分でやろうとすると分からなくなる。
パソコンなどと違って、家電だから、そう七面倒でないはずなのに、ただこれまでの操作と違うというだけで戸惑いを覚えるのである。

72歳の私でさえそうなのだから、86歳になる母は、もっと大きく深い戸惑いだろう。
妻から、丁寧に教えてもらっているのだが、やはり時間がかかる。忘れしまうこともある。
せっかく快適な使い勝手にしてあげたつもりなのに...... 母には、それが良くなったという気がしない。
押さなくてもいいボタン(スイッチ)を押し、思う通りに機能しないことで苛立ちを覚えたりする。

時間をかけて覚え、慣れるしかないだろう。年寄りは、時間がかかるものだと開き直ればいいのだ。
忘れたり、分からなくなるのが年寄りである。ということを家族みんなの共有認識にすればいい。
しばらくすれば、分かって、慣れ親しみ、より快適な風呂や洗面台となるはずだ。
歳をとりたくないといってもはじまらない。誰もが歳をとる。

暮らしの環境が変わる、ということは、高齢者にとってはたいへんな負荷になる。
良かれと思って、優しく整った施設に入所させたら、そのことが大きな重荷になって状態が悪化する人もいる。70過ぎれば、人の能力は年毎に減退する。自分のそれを見て、母の姿を眺めていると、そう思う。
昨年の自分と比較しても、(あぁ、行動力がなくなったなぁ)と如実に感じる。

へへ、なんとも辛気臭い愚痴になってしまった。
もう少しましな話題が欲しい気がする。探してみよう。

*

今朝の気温-5度、晴


  1. 2012/02/16(木) 06:18:33|
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