今朝(17日)の新聞を開いて、ちょっぴり驚いたことがある。
天声人語のテーマが、17日にアップした「天童の家」のそれと重なってたからである。
いつかも似たようなことがあった。もちろん、ソースが同一であるけれど、それをどう表現したかは 別である。
たまたま同一ソースをとりあげたというそのことだけである。
それでも、ちょっぴり嬉しいことである。
天下の「天声人語」が 取り上げた内容を知る前に、「天童の家」で すでにブログにしていた。
17日の「天童の家」のそれと、天声人語を比べることはとてもできない無謀なことである。が、それを承知しながらも敢えてやってみたい、というか記録に残しておきたいと思う。
以下は、17日の天声人語 全文である。
安く食べれる天丼などと書けば、読者に叱られる前に校正ソフトが「ら抜き」を警告する。
そんなパソコンにしばられる身には、話し言葉の「進化」がまぶしい。ら抜きの是非、どうやら勝負が見えてきた
▼文化庁の「国語に関する世論調査」によると、「(朝5時に)来れますか」を使う人は、5年前の35%から43%に増え、本来の「来られますか」との両刀遣いを足すと過半の51%になる。
10代では「来れますか」が74%と圧倒的だ。彼らが親になる頃には誤用とは言われまい
▼ら抜きは日本語の乱れの象徴とされるが、昔からあった。戦争を挟んで書かれた川端康成の「雪国」でも、芸者駒子が「来れないわ」「来れやしない」と多用している
▼13年前の岩波新書『日本語ウォッチング』(井上史雄著)は、ら抜きを「千年に及ぶ日本語動詞の簡略化の一部」と説いた。
受け身や尊敬の「られる」と区別する利点もあってか、着実に浸透している
▼国語調査では、「すごい」を「すごっ」と言う人が36%、「使わぬが気にならない」が43%いた。
形容詞の語幹で感嘆を示すのも昔からで、寒(さむ)、怖(こわ)あたりは広辞苑にある。昨今は「早っ」「でかっ」と、何でも語幹で驚くらしい
▼古くはソ連、デモからメタボ、就活まで、略語が定着した例は多い。短い口語も、携帯メールを通じて書き言葉に浸透しよう。
簡便に流れるのが「生きた言語」ならば、主役は話し言葉で、書く方はそっと後を追う。この現実、まともに見れないほど怖っ。
*
天声人語には決められた字数があり、かつ筆者の主張が明確に打ち出されてる。
「天童の家」のそれには、書くのになんの制約もない。
両者のそれを並べてみると、やっぱり(プロは流石だなぁ)と思わずにはいられない。へへ あまりにも当然のことだなぁ(笑い)
そにしても、目をつけたソースの一致が...... うふ、嬉しいのである。
ざっこ(雑魚)は、やはりざっこでしかない。へへ こんなことで喜んでいる次第である。うふ しかたないなぁ
っふふ まぁ 笑ってくだされ...
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- 2011/09/17(土) 16:36:49|
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言葉は生きもの
今日もまた、16日の朝日新聞からである。
記事のソースは、文化庁が15日に発表した2011年度の国語世論調査。
どちらの意味だと思う?
1.情けは人のためならず
a.人に情けを掛けると、巡り巡って自分のためになる 45.8%
b.人に情けを掛けると、その人のためにならない 45.7%
2.雨模様
a.雨が降りそうな様子 43.3%
b.小雨が降ったりやんだりしている様子 47.5%
3.姑 息
a.一時しのぎ 15.0%
b.ひきょうな 70.9%
4.すべからく
a.当然、ぜひとも 41.2%
b.全て、みな 38.5%
5.号泣する
a.大声をあげて泣く 34.1%
b.激しく泣く 48.3%
5年ごとに定期調査をしている「ら」ぬき言葉の使用は
前回調査 今回調査
「来れます」 35.4% 43.2% (7.8ポイント↑)
「見れた」 未調査 47.2%
「出れる」 未調査 44.0%
「見る」「来る」などのように元の動詞の音節が短いものほど、「らぬき」が浸透しているという。
また、「寒っ」「凄っ」「うるさっ」など、語幹のみの形容詞もよく耳にするようになったという。
言葉はいきものとよく言われるように、実際に数多くの言葉が生まれ、また消滅してるのだろう。
ことさらに「言葉が乱れている」などと息巻いてもしようのないことだろうなぁ
生きのびる言葉は長く使われ、消滅するそれはいつの間にか使われなくなってく、それでいいのだと思う。
今朝の気温24度、曇
- 2011/09/17(土) 06:49:23|
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