FC2ブログ
未分類日記以前の天童の家RSS|

ひつじ田

71206-10.jpg


     北へ来る鳥、南へ向かう鳥 津軽海峡白神岬         夕張市・美原凍子
白神岬は、北海道最南端の岬とのこと。やがて雪になるだろう津軽海峡を、渡る鳥たちの姿が「生きる」ということの意味を間考えさせられる。
美原さんの歌にはいつもこころの中のなにかがゆすぶられる。

       駅前の自転車屋さん閉店し「おかえりなさい」の声もう聞けず 川越市・原田由美
挨拶... コミュニケーションの関門だったなぁ 「おはよう」「ただいま」短いきまりきった挨拶言葉にもこころがこもれば大きな力をもつ。
自転車屋さん、なんで店を閉めたのかなぁ

       風を吸い底吠えたつる火の声に頃あい今と炭窯を閉ず     山形県・清野弘也
窯業と同じように火加減(温度管理)に神経を遣う。こういう炎になったらという判断が焼き上がりを左右する。熟練の技が生きる。
清野さんは、自信をもって空気穴を閉じる。

       子ども等の実習畑は草に埋もれ瓢箪五つ風に揺れている    新座市・佐野美枝
実習のための畑、佐野さんの見るような状態になることが多いなぁ 
くびれた瓢箪が並んで揺れている。なんでもないような情景であるが、うん なかなか味わい深いいい歌。

       養蜂の巣箱三十を荒らしたる冬眠近き熊の足跡        稚内市・藤林正則
図体大きなヒグマが蜂蜜を食らっていった。熊・猿・鹿・猪など生き物にとり 冬は厳しい。特に冬眠する熊はなんとしても腹を満たさなければならない。
人間と動物の共生はなかなかむずかしい。丹誠込めた作物が荒らされるのは我慢しがたい。

       黄落期水の底まで華やぎて蟹小魚も戸惑っている       西海市・前田一揆
うう、凄い歌だなぁ そうだよねぇ 鮮やかに紅葉した葉っぱが水底に敷き詰めたようになって華やいでる。っふふ、カニも魚たちもきっと驚いてることだろう。

       水争い幾度重ねし村史ありその水系に休耕田多し       岡谷市・岩田正恭
『第一首、水争いの歴史という文脈で休耕田を照らし出した視点の斬新さ。命がけで水を争った先輩村人が問いかける現代の農政。』佐佐木選者の評。

       一輪の花の如くにりんご描く      岩沼市・佐藤久子
       脱ぎ捨てし野良着忘るる小春かな    今治市・横田青天子
       ひつじ田の刈り取るほどに伸びてをり  高山市・楢本洋子
「ひつじ田」のひつじが変換できない。ノ木偏に魚、魚の下に日という漢字。この俳句を読み、そうだ!雪のひつじ田を撮ろうと思った。
白く積もった雪の上に青い稲がのびている景色は面白いはずだ。そんなひつじ田を探さなきゃぁ...

                短歌・俳句は、朝日歌壇・俳壇(11月26日付け)より


里山の頂上あたりは白くなっているが、平地には雪がない。それでもやはり冬の季節をつよく感じる。
今朝の空気は、かなり冷たい。

71206-20.jpg
 

気象情報では、曇り空というが、朝日がさし、葉山が白く輝いて見える。
白鳥たちはどうしているかなぁ
スポンサーサイト



  1. 2007/12/11(火) 07:33:27|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0