FC2ブログ
未分類日記以前の天童の家RSS|

時給分だけの贅沢

また初冬風景のそれだが、見出しを「時給分だけの贅沢」とした。短歌からタイトルをかりた。

71205-10.jpg


短歌と俳句

       一瞬の幕間のごと朝顔の棚払われて鯖雲の空         下野市・若島安子
ああ、そういうことってある、というか若島さんの驚きに似た気持ちが伝わってくる。
気にもとめずに見過ごしてしまう情景(気持ち)を、若島さんはすてきな歌に詠みあげており、(凄い!なぁ)である。

       糞見ればエゾモモンガが探せると知った今年は雪がたのしみ  北海道・佐藤拓子
雪についたあ足跡で動物が分かるという。糞で分かるのはウサギ。モモンガの糞はどんなかなぁ...
いずれにしても雪を楽しめるなにかを見つけるのはいいこと。自分も今年は雪景色を撮ることに徹したいと思っている。四季の豊かな地にいて、その季節特有の景色をとことん見つめたい!

       おずおずと狸が零余子拾いおり気づかぬふりに蕎麦刈りつづく 山形県・清野弘也
狸は、零余子(むかご)が好物なのだろう。狸は、清野さんが自分(狸)に気づいていることを知っているのかもしれない。清野さんが危害を加えないことも承知してムカゴを食べているのだろう。
そんな気がしてならない。清野さんと狸の間にそういう空気が流れているはずだ。
       
       朝毎に掃く白萩のこぼれ花尽きて今日より茶の花を掃く     山形県・清野弘也
清野さんフアンだから、二首もあると嬉しくなる。

       一束のグラスブーケと発泡酒時給分だけ贅沢をする      札幌市・江畠詩織
ふむ、時給だけの贅沢...そういう楽しみはいちばんだなぁ ささやかな、それいてかえがたい幸せ。それが贅沢なら、誰に遠慮することなく贅沢をするがいい!

       死の近き息子にかける言葉なく孫をほめればかすかにうなづく 江別市・林 英子
言うべき言葉がみつからない。切ない現実もある。

       岬とはかなしき者がひとり来て空と海とに抱かるるところ   夕張市・美原凍子
岬が遠い者は、水をみつめる。滝でも沼でもいい。水をじーっと眺めているとこころがだんだんに穏やかになってくる。

       白菊も黄菊も今日の佳き日哉       西宮市・竹田賢治
       捕はれの猪の精悍なる哀れ        周南市・木村清生
                       短歌・俳句は、朝日歌壇・俳壇(11月11日付け)より
 
71205-20.jpg


今朝は、もう雪はどこにも見えない。
ノイバラやウメモドキの実に水滴が光ってる。晩秋というよりはやはり初冬の空気
懸案事項をいろいろ済まし、またブログにも慣れ、こころ平穏。
う~ん、そろそろ年賀状の準備かなぁ


スポンサーサイト



  1. 2007/12/08(土) 06:43:56|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0